あなたは「競馬の馬券をネットで買いたいけど、ゆうちょ銀行の口座しか持っていない」と思ったことはありませんか?結論、ゆうちょ銀行は競馬のネット購入に対応しており、手軽に馬券を購入できます。この記事を読むことでゆうちょ銀行を使った競馬ネット購入の全手順と注意点がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.競馬ネット購入とゆうちょ銀行の基本知識

競馬のネット購入サービス「即PAT」とは
即PAT(そくパット)は、JRAが提供するインターネット馬券購入サービスです。
パソコンやスマートフォンから24時間いつでも中央競馬の馬券を購入できる便利なシステムで、現在競馬ファンの約7割がこのネット投票を利用しています。
即PATの最大の特徴は、登録したその日から馬券購入が可能という点です。
従来の競馬場やWINSでの現地購入と比べて、交通費や時間を節約でき、混雑を避けて落ち着いて馬券を購入できるメリットがあります。
ゆうちょ銀行が即PATで利用できる理由
ゆうちょ銀行はJRA指定の金融機関の一つとして認定されているため、即PATでの利用が可能です。
JRAでは安全性と信頼性を重視して特定の金融機関のみを指定しており、ゆうちょ銀行もその基準をクリアしています。
全国に約24,000店舗のネットワークを持つゆうちょ銀行は、多くの方が口座を持っているため、新たに銀行口座を開設する必要がない点が大きなメリットです。
また、ゆうちょ銀行は土日でも最短即日の口座開設が可能な「ゆうちょ手続きアプリ」を提供しており、急ぎで競馬ネット購入を始めたい方にも対応しています。
JRA指定銀行の全一覧とゆうちょ銀行の位置づけ
即PATで利用できるJRA指定銀行は全9行です。
• PayPay銀行
• 楽天銀行
• 三井住友銀行
• 三菱UFJ銀行
• 住信SBIネット銀行
• ゆうちょ銀行
• りそな銀行
• 埼玉りそな銀行
• auじぶん銀行
この中でゆうちょ銀行は、最も多くの人が口座を持っている金融機関として位置づけられます。
メガバンクと比較すると手数料面で若干劣る部分もありますが、全国どこでもATMが利用できる利便性は他の銀行にはない大きな強みです。
競馬ネット購入が初心者におすすめな理由
競馬ネット購入は初心者にこそおすすめの購入方法です。
自宅でじっくりと予想に時間をかけられるため、競馬場での時間制限やプレッシャーを感じることなく、落ち着いて馬券を選択できます。
また、購入履歴が自動的に記録されるため、後から自分の投票内容を振り返って分析することが可能です。
スマートフォン一台で完結する手軽さも魅力で、データを見ながら予想し、そのまま馬券を購入できる効率性は、初心者の学習をサポートしてくれます。
2.ゆうちょ銀行で即PAT登録する手順と必要な準備

総合口座の確認方法と登録前のチェックポイント
即PAT登録前に、ゆうちょ銀行の口座が「総合口座」であることを必ず確認してください。
通常貯蓄貯金では即PATに登録できないため、この確認は非常に重要です。
確認方法は以下の2つです。
キャッシュカードをお持ちの場合:キャッシュカードが発行されていれば総合口座です。
通帳での確認方法:通帳の2ページ目(開いて下段のページ)にある「振替口座開設(送金機能)」の欄に○印がついているかチェックしてください。
○印がない場合は送金機能のない通常貯金口座のため、ゆうちょ銀行で総合口座への変更手続きが必要になります。
即PAT新規登録の詳細手順(画像付き解説)
即PAT登録は以下の手順で進めます。
1. JRA公式サイトにアクセス
JRAの公式ホームページから「電話・インターネット投票」のページに移動します。
2. 「即PATのお申し込み」を選択
「ゆうちょ銀行で加入申し込み開始」ボタンをクリックします。
3. 約款への同意
即PAT利用約款を確認し、同意ボタンを押します。
4. 個人情報の入力
氏名、生年月日、住所、電話番号などの基本情報を入力します。
5. ゆうちょ銀行口座情報の入力
総合口座の記号・番号、キャッシュカードの暗証番号を入力します。
6. 金融機関選択
「ゆうちょ銀行(即時振替受付)」を選択します。
7. 最終確認と送信
入力内容を確認し、「送信」ボタンをクリックして登録完了です。
登録に必要な8つの情報と注意事項
ゆうちょ銀行での即PAT登録には以下の8つの情報が必要です。
• お名前(フルネーム)
• 生年月日
• 性別
• 郵便番号
• 住所
• 電話番号
• 総合口座の「記号」・「番号」
• キャッシュカードの暗証番号
重要な注意点として、入力する情報はゆうちょ銀行に登録されている内容と完全に一致している必要があります。
特に氏名の漢字や住所の表記が一文字でも違うと登録エラーになるため、通帳やキャッシュカードを手元に用意して正確に入力してください。
即日加入できる条件と登録時間の制限
即PATの新規登録は競馬開催日の発売時間帯のみ受け付けています。
具体的な受付時間は以下の通りです。
土日の競馬開催日:午前10時〜最終競走発走予定時刻まで
平日の地方競馬・海外競馬発売時:各発売開始時間〜最終競走発走予定時刻まで
登録不可能な時間帯は、競馬の発売が行われていない深夜から早朝の時間帯です。
また、1・4・7・10月の最終金曜日は加入手続きができないという制限があるため、この日を避けて登録を行ってください。
即日加入の条件を満たせば、登録完了後すぐに馬券購入が可能になります。
3.ゆうちょ銀行での入金・購入・出金の流れ

入金指示の操作方法と購入限度額の仕組み
即PATで馬券を購入するには、まず「入金指示」で購入資金をチャージする必要があります。
入金指示の手順は以下の通りです。
1. 即PATにログイン
INET-ID、加入者番号、暗証番号、P-ARS番号を入力してログインします。
2. 「入出金メニュー」を選択
トップページから「入出金メニュー」をクリックします。
3. 「入金指示(購入資金のチャージ)」を選択
入金したい金額を100円単位で入力します。
4. 確認と実行
入金内容を確認し、実行ボタンを押すとゆうちょ銀行口座から即PATアカウントに資金が移動します。
購入限度額は節ごとに最大200万円まで設定可能で、必要に応じて複数回に分けて入金することも可能です。
馬券購入から払戻金受取までの一連の流れ
馬券購入から払戻金受取までの流れを説明します。
馬券購入の手順
- レース選択:出馬表から購入したいレースを選択
- 馬券種別選択:単勝、複勝、馬連、馬単、ワイド、三連複、三連単から選択
- 馬番入力:購入したい馬番を入力
- 金額設定:購入金額を設定
- 購入確定:内容を確認して購入ボタンをクリック
払戻金の受取方法
的中した場合、払戻金は自動的に即PATアカウントに加算されます。
払戻金を銀行口座に戻すには「出金指示」を行う必要があり、節終了後に指定の口座に振り込まれます。
重要なポイントとして、払戻金はレース確定後すぐに投票に使用できるため、連続して馬券を購入することが可能です。
ペイジー入金サービスとの違いと使い分け方法
即PATには通常の入金指示のほかに「ペイジー入金サービス」という方法もあります。
通常の入金指示との違い
| 項目 | 通常の入金指示 | ペイジー入金サービス |
|---|---|---|
| 対象口座 | 即PAT指定口座のみ | 他の銀行口座も利用可能 |
| 手数料 | 1日2回まで無料 | 1回64円(ゆうちょ銀行) |
| 利用時間 | 競馬開催日の発売時間内 | より柔軟な時間設定 |
| 入金方法 | インターネットのみ | ATM・ネットバンキング |
使い分けの方法
通常の入金指示がおすすめの場合:ゆうちょ銀行に十分な残高があり、手数料を抑えたい場合
ペイジー入金サービスがおすすめの場合:他の銀行口座からも入金したい場合や、より柔軟な入金方法を求める場合
出金指示の手順と口座への反映時間
払戻金や残高をゆうちょ銀行口座に戻すための出金指示の手順を説明します。
出金指示の操作方法
- 「入出金メニュー」を選択
- 「出金指示」をクリック
- 出金したい金額を入力(100円単位)
- 内容確認後、実行ボタンをクリック
口座への反映時間
出金指示を行った資金は、節終了後の翌営業日にゆうちょ銀行口座に振り込まれます。
例えば土日開催の競馬の場合、日曜日が節の最終日となり、月曜日(月曜日が祝日の場合は翌営業日)に口座に反映されます。
出金手数料は無料のため、こまめに出金指示を行っても追加コストはかかりません。
4.ゆうちょ銀行利用時の手数料と注意点

入金手数料の詳細(無料回数と有料条件)
ゆうちょ銀行を使った即PATへの入金手数料は、利用回数によって決まります。
無料入金の条件
開催日1日あたり2回までの入金指示は手数料無料で利用できます。
ここでいう「開催日」とは、競馬が開催される日を指し、通常は土曜日と日曜日が1つの節として扱われます。
有料になる条件
3回目以降の入金指示には、1回につき15円の手数料がかかります。
土曜日の夜20時以降に入金した場合は、日曜日分の回数としてカウントされるため注意が必要です。
手数料を抑えるコツ
• まとめて入金することで回数を減らす
• 1日の投票予算を事前に計算して必要額を一度に入金する
• 小額の追加入金を避ける
ペイジー利用時の手数料64円の仕組み
ペイジー入金サービスを利用する場合は、1回につき64円(税込)の手数料がかかります。
この手数料は利用回数に関係なく毎回発生するため、通常の入金指示と比較してコストが高くなります。
ペイジー手数料の特徴
• 入金成功・失敗に関わらず手数料が発生
• 他の銀行(110円)と比較するとゆうちょ銀行は安い設定
• 24時間365日利用可能な利便性とのトレードオフ
ペイジー利用の判断基準
手数料64円を支払ってでもペイジー入金を利用すべき場面は、急ぎで入金が必要で通常の入金指示の無料回数を使い切った場合や、ゆうちょ銀行以外の口座から入金したい場合です。
利用制限期間(1・4・7・10月最終金曜日)の対処法
ゆうちょ銀行では1月・4月・7月・10月の最終金曜日は即PAT加入手続きができません。
これはゆうちょ銀行のシステムメンテナンスのためで、年4回の定期的な制限です。
制限期間中の対処法
新規加入を検討している場合
• 制限日を避けて前後の日程で加入手続きを行う
• 他のJRA指定銀行の口座開設を検討する
• 制限期間の情報を事前に確認する
既存会員の場合
既に即PAT会員の方は、制限期間中でも通常通り入金指示や馬券購入が可能です。
新規加入のみが制限されるため、既存の利用には影響がありません。
事前の準備方法
• JRA公式サイトで制限日程を確認
• 競馬を始めたい時期から逆算して余裕を持った加入手続き
• 年間スケジュールに制限日をメモしておく
他銀行との手数料比較とコスト面でのメリット・デメリット
ゆうちょ銀行と他のJRA指定銀行の手数料を比較します。
入金手数料の比較
| 銀行名 | 無料入金回数 | 3回目以降手数料 | ペイジー手数料 |
|---|---|---|---|
| ゆうちょ銀行 | 1日2回まで無料 | 15円 | 64円 |
| PayPay銀行 | 1日2回まで無料 | 15円 | 110円 |
| 楽天銀行 | 1日2回まで無料 | 15円 | 110円 |
| 三井住友銀行 | 1日2回まで無料 | 15円 | 110円 |
ゆうちょ銀行のメリット
• ペイジー手数料が他行より安い(64円 vs 110円)
• 全国どこでもATMが利用可能
• 口座維持手数料が無料
• 多くの人が既に口座を保有
ゆうちょ銀行のデメリット
• ネット銀行と比較すると利便性で劣る部分がある
• 即時振替の処理速度が他行より若干遅い場合がある
• 1・4・7・10月最終金曜日の加入制限
総合的な判断
ゆうちょ銀行はコストパフォーマンスと利便性のバランスが良い選択肢です。
特に競馬初心者や既にゆうちょ銀行口座を持っている方には、追加コストなしで競馬ネット購入を始められる大きなメリットがあります。
まとめ
• ゆうちょ銀行は即PATでの競馬ネット購入に対応している
• 総合口座(送金機能付き)であることが利用の必須条件
• 新規登録は競馬開催日の発売時間帯のみ受付可能
• 1日2回まで入金手数料無料、3回目以降は15円の手数料
• ペイジー入金サービスは64円の手数料で他行より安い
• 1・4・7・10月最終金曜日は新規加入手続きができない
• 払戻金は節終了後の翌営業日に口座へ自動振込
• 他のJRA指定銀行と比較してコストパフォーマンスが良い
• 全国約24,000店舗のATMネットワークで利便性が高い
• 競馬初心者にとって手軽に始められる投票方法の一つ
ゆうちょ銀行を使った競馬ネット購入は、手軽で経済的な方法です。
適切な知識と準備があれば、安全に競馬を楽しむことができるでしょう。
初心者の方も、この記事の情報を参考にして、ぜひ競馬ネット購入にチャレンジしてみてくださいね。





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