お気に入りフォルダはどこにある?Windows・Mac・ブラウザ別の場所と見つけ方を完全解説

あなたは「お気に入りフォルダがどこにあるのかわからない」と困ったことはありませんか?結論、お気に入りフォルダはブラウザとOSによって保存場所が異なります。この記事を読むことでWindows・Mac別、ブラウザ別のお気に入りフォルダの正確な場所と簡単なアクセス方法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.お気に入りフォルダはどこにある?基本的な場所と見つけ方

1.お気に入りフォルダはどこにある?基本的な場所と見つけ方

Windowsでのお気に入りフォルダの標準保存場所

Windowsパソコンでは、お気に入りフォルダの標準的な保存場所は「C:\Users\ユーザー名\Favorites」です。

このフォルダは、ユーザーフォルダ内に存在しているため、ユーザーアカウントごとに個別に管理されています。

具体的にアクセスするには、エクスプローラーを開いて以下の手順で進みます。

• Cドライブを開く
• Usersフォルダをダブルクリック
• 自分のユーザー名のフォルダを開く
• 「お気に入り」または「Favorites」フォルダを確認

このフォルダ内には、Internet ExplorerやMicrosoft Edgeで追加したお気に入りサイトのショートカットファイルが保存されています。

ただし、これはInternet ExplorerとMicrosoft Edgeの一部機能に限定されており、ChromeやFirefoxなどの他のブラウザは独自の保存場所を使用しています。

ブラウザごとのお気に入りフォルダの違い

各ブラウザは独自のお気に入り(ブックマーク)管理システムを採用しているため、保存場所が大きく異なります。

主要ブラウザの特徴を整理すると以下のようになります。

ブラウザ名 呼び方 保存形式 標準保存場所の特徴
Internet Explorer お気に入り ショートカットファイル ユーザーフォルダ内
Microsoft Edge お気に入り データベース形式 AppDataフォルダ内
Google Chrome ブックマーク JSON形式 AppDataフォルダ内
Firefox ブックマーク データベース形式 プロファイルフォルダ内

ChromeとFirefoxは「ブックマーク」という名称を使用していますが、これも実質的にはお気に入り機能と同じものです。

また、これらのブラウザは通常見えない隠しフォルダ内にデータを保存しているため、直接アクセスするには特別な設定が必要になります。

隠しフォルダの表示設定と確認方法

多くのブラウザのお気に入りデータは、Windowsの隠しフォルダ内に保存されています。

隠しフォルダを表示するには、以下の手順で設定を変更する必要があります。

エクスプローラーを開いて、上部の「表示」タブをクリックします。

「隠しファイル」にチェックを入れることで、通常は見えないフォルダやファイルが表示されるようになります。

Windows 10の場合は、「表示」→「オプション」→「表示」タブから「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択します。

この設定を行うことで、AppDataフォルダなどの重要なシステムフォルダにアクセスできるようになり、各ブラウザのお気に入りデータの実際の保存場所を確認することが可能になります。

ただし、これらのフォルダ内のファイルを直接編集することは推奨されていないため、閲覧目的に留めることが重要です。

2.ブラウザ別お気に入りフォルダの詳細な場所

2.ブラウザ別お気に入りフォルダの詳細な場所

Microsoft Edgeのお気に入りフォルダはどこにある

Microsoft Edgeのお気に入りは、従来のInternet Explorerとは異なる場所に保存されています。

具体的な保存場所は「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default」フォルダ内です。

このフォルダ内にある「Bookmarks」という名前のファイルが、実際のお気に入りデータを含んでいます。

ただし、このファイルはJSON形式で保存されており、直接編集することは困難です。

お気に入りフォルダに簡単にアクセスする方法として、「ファイル名を指定して実行」機能を使用する方法があります。

Windows + Rキーを押して、実行ダイアログに「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default」と入力することで、直接フォルダにアクセスできます。

Edgeでプロファイルを複数作成している場合は、「Default」の部分がプロファイル名に変わるため、該当するプロファイルフォルダを探す必要があります。

Google Chromeのブックマークフォルダの保存先

Google Chromeのブックマーク(お気に入り)は、Windowsの場合「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default」に保存されています。

このフォルダも隠しフォルダになっているため、前述の隠しフォルダ表示設定を行う必要があります。

ChromeのブックマークデータはEdgeと同様に「Bookmarks」ファイルに保存されており、JSON形式で管理されています。

より簡単にアクセスする方法として、Chromeのアドレスバーに「chrome://version/」と入力すると、プロファイルパスが表示されます。

このパスをコピーしてエクスプローラーのアドレスバーに貼り付けることで、直接ブックマークフォルダにアクセスできます。

Chromeで複数のユーザープロファイルを使用している場合は、「Default」以外に「Profile 1」「Profile 2」などのフォルダが作成され、それぞれに個別のブックマークデータが保存されます。

バックアップを取りたい場合は、この「Bookmarks」ファイルをコピーして保存することで、他のパソコンに移行することも可能です。

Internet Explorerのお気に入りフォルダ場所

Internet Explorerのお気に入りは、最もわかりやすい場所に保存されています。

標準的な保存場所は「C:\Users\ユーザー名\Favorites」で、これは通常のユーザーフォルダ内にあるため、隠しフォルダの設定変更なしでアクセスできます。

このフォルダ内には、お気に入りに追加したWebサイトのショートカットファイル(.url形式)が個別に保存されています。

フォルダ分けしてお気に入りを整理している場合は、同じ構造でサブフォルダが作成されます。

Internet Explorerから他のブラウザにお気に入りを移行する際は、このフォルダをそのまま使用できるため、データの移行が比較的簡単です。

Windows 7以前のバージョンでは「C:\Documents and Settings\ユーザー名\Favorites」に保存されていましたが、Windows 8以降は現在の場所に統一されています。

このフォルダは直接コピーして他のパソコンに移すことができ、Internet Explorerの機能を使わずに手動でバックアップを取ることも可能です。

Firefoxのブックマークフォルダの保存先

Firefoxのブックマークは、他のブラウザとは大きく異なる場所に保存されています。

Windowsでの標準的な保存場所は「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default」です。

この「xxxxxxxx.default」の部分は、Firefoxが自動的に生成するランダムな文字列のため、ユーザーごとに異なります。

プロファイルフォルダ内には「bookmarkbackups」フォルダがあり、ここにブックマークの自動バックアップファイルが15日分保存されています。

また、メインのブックマークデータは「places.sqlite」というデータベースファイルに保存されており、これがFirefoxのブックマーク情報を管理しています。

Firefoxの場合、アドレスバーに「about:support」と入力すると、プロファイルフォルダの正確な場所が表示されるため、この方法で確実にアクセスできます。

Firefoxは自動的にブックマークのバックアップを作成するため、万が一データが消失した場合でも復元が可能な仕組みになっています。

3.Macでのお気に入りフォルダの場所と管理方法

3.Macでのお気に入りフォルダの場所と管理方法

Safari(Mac)のブックマークフォルダはどこにある

MacのSafariでは、ブックマーク(お気に入り)は「ユーザー/ユーザー名/ライブラリ/Safari」フォルダ内に保存されています。

具体的には「Bookmarks.plist」というファイルがブックマークデータを含んでいます。

ただし、macOS 10.7 Lion以降、ライブラリフォルダは標準では非表示になっているため、特別な方法でアクセスする必要があります。

ライブラリフォルダにアクセスするには、Finderで「移動」メニューを開き、Optionキーを押しながら「ライブラリ」を選択します。

または、Finderで「移動」→「フォルダへ移動」を選択し、「~/Library/Safari」と入力することで直接アクセスできます。

Safariのブックマークは、iCloudと同期している場合、他のAppleデバイスとも共有されるため、バックアップを取る際はiCloudの設定も考慮する必要があります。

手動でバックアップを取りたい場合は、「Bookmarks.plist」ファイルをコピーして保存することで、他のMacに移行することも可能です。

Mac版ChromeとFirefoxのお気に入りフォルダ

Mac版のGoogle Chromeでは、ブックマークは「ユーザー/ユーザー名/Library/Application Support/Google/Chrome/Default」に保存されています。

WindowsのChromeと同様に、「Bookmarks」ファイルがブックマークデータを含んでおり、JSON形式で管理されています。

Firefoxの場合は「ユーザー/ユーザー名/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx.default」がプロファイルフォルダです。

Mac版でも「places.sqlite」ファイルがブックマークデータを管理し、「bookmarkbackups」フォルダに自動バックアップが保存されます。

これらのフォルダにアクセスするには、前述のライブラリフォルダ表示方法を使用する必要があります。

Mac版では、Windowsとパスが異なるものの、基本的なファイル構造や管理方法は同じです。

ChromeとFirefoxともに、ブラウザの設定画面からプロファイルフォルダの場所を確認できるため、正確な場所を知りたい場合はこの方法が確実です。

Macでの隠しフォルダ表示とアクセス方法

Macでは、ライブラリフォルダをはじめとする重要なシステムフォルダが隠されています。

これらの隠しフォルダを表示するには、いくつかの方法があります。

最も簡単な方法は、Finderで「Command + Shift + .」(ピリオド)キーを同時に押すことです。

この操作により、隠しファイルとフォルダが一時的に表示されるようになります。

永続的に隠しフォルダを表示したい場合は、ターミナルを開いて「defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true」と入力し、Finderを再起動します。

特定のフォルダに直接アクセスしたい場合は、Finderで「Command + Shift + G」を押して「フォルダへ移動」ダイアログを開き、目的のパスを入力する方法が効率的です。

ただし、隠しフォルダ内のファイルはシステムの動作に重要な役割を果たしているため、不必要な変更や削除は避けることが重要です。

4.お気に入りフォルダの活用とトラブル対処法

4.お気に入りフォルダの活用とトラブル対処法

お気に入りフォルダの保存場所を変更する方法

Windowsでは、標準のお気に入りフォルダの保存場所を別のドライブや場所に変更することができます。

この機能は、Cドライブの容量を節約したい場合や、外付けドライブにデータを保存したい場合に便利です。

保存場所を変更するには、まずエクスプローラーでユーザーフォルダ内の「お気に入り」フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

「場所」タブを開き、「移動」ボタンをクリックして新しい保存先フォルダを選択します。

設定を適用すると、「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」というメッセージが表示されるので、「はい」を選択します。

ただし、移動先としてCドライブやDドライブの直下を指定すると、後で元の場所に戻せなくなる可能性があるため、適切なサブフォルダを作成して指定することが重要です。

この変更は、Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの一部機能にのみ影響し、ChromeやFirefoxには適用されません。

お気に入りが見つからない時の対処法

お気に入りが突然見つからなくなった場合、いくつかの原因と対処法があります。

最も一般的な原因は、ブラウザの更新やプロファイルの変更によってデータの場所が変わることです。

まず確認すべきは、使用しているブラウザのプロファイル設定です。

Chromeの場合は「chrome://version/」、Firefoxの場合は「about:support」にアクセスして、現在使用しているプロファイルフォルダを確認します。

複数のプロファイルが存在する場合は、他のプロファイルフォルダ内にお気に入りデータが残っている可能性があります。

Firefoxでは自動バックアップ機能があるため、「bookmarkbackups」フォルダ内の最新のバックアップファイルから復元できます。

Windows Updateや大型アップデート後にお気に入りが消失した場合は、「Windows.old」フォルダ内の旧データから復旧できる可能性があります。

それでも見つからない場合は、ブラウザの同期機能(Chrome Sync、Firefox Syncなど)を有効にしていれば、クラウドから復元できます。

お気に入りのバックアップとエクスポート手順

お気に入りデータの損失を防ぐため、定期的なバックアップは重要です。

各ブラウザには、お気に入りをエクスポートする機能が標準で搭載されています。

Chromeでは、ブックマークマネージャー(Ctrl + Shift + O)を開き、右上の「…」メニューから「ブックマークをエクスポート」を選択します。

Firefoxの場合は、ブックマークライブラリ(Ctrl + Shift + B)から「インポートとバックアップ」→「HTMLとしてエクスポート」を選択します。

Microsoft Edgeでは、設定メニューから「プロファイル」→「お気に入り」→「お気に入りのエクスポート」を選択します。

エクスポートされたファイルはHTML形式で保存され、他のブラウザや別のパソコンでインポートできます。

より確実なバックアップを取りたい場合は、前述のブラウザデータフォルダ全体をコピーして外部ストレージに保存する方法もあります。

クラウドストレージサービスと連携させることで、自動的にバックアップを取ることも可能です。

複数ブラウザ間でのお気に入り移行方法

異なるブラウザ間でお気に入りを移行する場合、各ブラウザのインポート機能を活用します。

最も汎用的な方法は、HTMLファイル形式でのエクスポート・インポートです。

移行元のブラウザでお気に入りをHTMLファイルとしてエクスポートし、移行先のブラウザでそのファイルをインポートします。

Chromeから他のブラウザに移行する場合、ChromeのブックマークマネージャーからエクスポートしたHTMLファイルを使用します。

FirefoxからChromeに移行する場合は、Chromeの設定メニューから「ブックマークと設定をインポート」を選択し、Firefoxを指定することで直接インポートできます。

Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへの移行は、Edge側から「設定」→「プロファイル」→「ブラウザーデータのインポート」で自動的に行えます。

大量のお気に入りを移行する場合は、フォルダ構造も含めて正確に移行されるか事前に確認することが重要です。

移行後は、重複したお気に入りの整理や、リンク切れのチェックを行うことで、快適に使用できる環境を整えられます。

まとめ

この記事で解説したお気に入りフォルダの場所と管理方法について、重要なポイントをまとめます。

• Windowsのお気に入りフォルダは「C:\Users\ユーザー名\Favorites」が標準的な場所
• ChromeとFirefoxは隠しフォルダ内の独自の場所にブックマークを保存している
• Macでは「ライブラリ」フォルダ内にブラウザ別のデータが保存されている
• 隠しフォルダを表示する設定変更が必要な場合が多い
• 各ブラウザには独自のエクスポート・インポート機能が用意されている
• 定期的なバックアップでデータ損失のリスクを軽減できる
• HTMLファイル形式を使用することで異なるブラウザ間での移行が可能
• ブラウザの同期機能を活用すればクラウド経由でのデータ管理ができる

お気に入りフォルダの場所を正確に把握することで、大切なブックマークデータを適切に管理し、必要に応じてバックアップや移行を行えるようになります。この知識を活用して、より安心してインターネットブラウジングを楽しんでください。

関連サイト

Microsoft Edge サポート – Microsoft公式サイト
Chrome ヘルプセンター – Google公式サイト

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